「駅に降りたらタクシー1台もいない( ノД`)」そんな悲劇の解消へ実証実験が始まる!JR四国8000系・8600系限定「電脳交通」とタッグ

駅前にタクシーがいない...そんな悲劇の解消に期待!

JR四国は「特急列車内からタクシーを手配できるサービス」の実証実験を、6月24日から始めると発表しました。

つまりは「私は駅に降り立った...ガビーン!タクシー1台もいない~」という状態の解消が期待できるサービスです。まずは【画像①②】にある「しおかぜ」「いしづち」の8000系・8600系から始めるそうです。

この実証実験は、JR予讃線の特急列車の停車駅のうち「宇多津」「丸亀」「多度津」「川之江」「伊予三島」「今治」の6駅で実施をする予定で、タクシー予約までの流れは以下の通りです。【画像③】は、その流れを分かりやすく図解したものです。

①JR四国の特急列車「しおかぜ」「いしづち」(8000系・8600系)にある二次元コード(【画像④】)から「タクシー手配フォーム」を読み込む

②タクシー手配フォーム(【画像⑤】)に「氏名」「電話番号」「利用日」「列車名」「降車駅」を入力する

③必要に応じて、目的地やそのほかの情報を入力し、「送信」を押す

すると。。。特急列車が目的地の駅に到着して駅に降り立つと、予約したタクシーがちゃんとスタンバイしていて、乗り継ぎがスムーズに行く、という訳です。

このサービス「利便性向上」以外にも狙いがあった

なぜこのような実証実験を行うのか、その背景としてJR四国は以下の点を挙げています。

・タクシードラーバー不足・タクシー車両の供給不安定な状況で、地方都市の中心市街地にある駅のタクシー乗り場にタクシーが1台もいない状況が珍しくない

・地方ではタクシー配車アプリの導入が進んでいない

そこでJR四国は、タクシーの予約システム開発・提供や配車業務の受託運営サービスを手掛ける「株式会社電脳交通」(徳島市)と共同で、列車→タクシーの乗り継ぎをスムーズに行えるようにすることで、乗客の利便性の向上を図るとともに、公共交通全体の利用者の増加を目指そうというものです。

JR四国と電脳交通は、実証実験を11月30日まで行い、その後は今回の実証実験の結果をふまえて利用実態やシステムの操作性、タクシー事業者の意見なども確認し、実装に向けて検討していきたいと考えているということです。

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