中国の動物園に“太ったヒョウ”と“やせ細ったクマ” 「アザラシみたい」「犬みたい」SNSで話題も健康心配する声

中国の動物園で飼育されている“太ったヒョウ”と“やせ細ったクマ”が話題になっている。「餌を与えすぎでは?」「犬のようなクマだ」などと、SNSには2頭の健康を心配する声があがっている。

まるでアザラシ…肥満体形のヒョウ

中国・四川省の動物園で飼育されているヒョウ。気になるのが床に付きそうなほど出た大きなお腹だ。

この肥満体形が、まるでアザラシのようだとSNS上で話題になっている。現地メディアによると、2024年3月ごろから「ディズニーのキャラクターと似ている」など話題となった。

この動物園の入園料は、日本円で平日約45円、休日約65円。肥満のヒョウが話題になった2024年の売り上げは、すでに2023年よりも多い約420万円に達しているという。

しかし一方では、「狭い空間で餌を過剰に与えているのでは?」とヒョウの健康を心配する声もあがっている。これに対して、動物園は「ヒョウが16歳、人間でいう60歳から70歳と高齢のため、無理なダイエットはせずに自然のままにしておく方がいい」とコメントしている。

動物の生態に詳しいパンク町田さんは「年齢は関係ないと思う。若くても、こうなる前に普通は気づくと思う」と指摘。ヒョウの詳しい健康状態については血液検査などをしなければ分からないとした上で、無理なダイエットは禁物だという。パンク町田さんは、「高齢期に入る前にやせさせるべきだった」との見解を示している。

“犬のようなクマ”に心配の声

一方、貴州省の動物園では、やせ細ったクマが話題になっている。

手足が細く、胴体もやせ細ったツキノワグマ。やせすぎて「犬のようなクマ」などとSNS上で心配の声があがっている。

現地メディアによると、動物園側はこのクマについて「高齢で、小さいころから野菜を食べ肉を食べなかった。加齢とともに食べる量が少なくなった」などと説明しているという。
(「イット!」6月19日放送より)

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