木村知事 TSMC第3工場「熊本の未来に必要」

6月定例県議会は19日から代表質問が始まり、木村知事が知事として初めて答弁に立ちました。19日はTSMCに関する質問が相次ぎ、木村知事は第3工場について「熊本の未来に必要だ」と述べ、誘致を進める考えを示しました。

知事として初めて県議会の答弁に臨んだ木村知事。

自民党の前川收県議はTSMCの第3工場の誘致について木村知事の考えを尋ねました。

【木村知事】
「第3工場は最先端の半導体、これから伸びていくAIや自動運転などの産業に使われるものと想定されますので、世界の未来に必要とされる新たな産業づくり、これをしっかり見定めることが熊本の未来に必要だと思い、第3工場を誘致したい」

こう述べた上でTSMCのウェイ会長が第3工場の建設については「地元の賛同を見極める」と発言していることを受け、交通渋滞や地下水保全対策など県民の不安の解消に全力で努めたいとしました。

木村知事はその後も自身のマニフェストに掲げた政策について具体的な取り組みを説明。「県民の代表として全ての政党と等距離で向き合い、丁寧な答弁で県政を前に進めたい」と意気込みを語りました。

6月定例県議会は20日も代表質問が行われます。

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