クロアチアEUROグループ突破へ暗雲 後半ATまさかの同点被弾…小国アルバニアに苦戦の2-2ドロー

クロアチアは土壇場で追い付かれてドロー【写真:Getty Images】

EUROグループリーグB組の第2節開催、クロアチアがアルバニアと2-2引き分け

欧州選手権(EURO)は現地時間6月19日にグループリーグB組の第2戦、クロアチアとアルバニアの試合が行われ、2-2で引き分けた。アルバニアが先制し、後半にクロアチアが連続ゴールで逆転したものの、試合終了間際にアルバニアが追い付いた。

初戦でアルバニアは前回王者イタリア、クロアチアは強豪スペインに敗れたため早くも後がない同士の戦いになった。そして前半11分、アルバニアは右サイドからゴール前へ入ったクロスをMFカジム・ラチがヘディングで叩き先制ゴールを奪った。

全体的にはクロアチアがボール保持しながらもアルバニアも時に鋭いカウンターを繰り出す応酬は後半まで続いた。MFルカ・モドリッチら2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)で準優勝した際の主力も多く残るクロアチアは、後半29分にゴール前のパスワークからFWアンドレイ・クラマリッチが同点ゴールを奪った。

すると2分後、クロアチアは左サイドを切り崩すと中央へのラストパスをMFルカ・スチッチがシュート。このボールがアルバニアの選手にピンボールのように跳ね返り最終的にはゴールの中へ。クロアチアが電光石火の逆転劇を見せた。

しかし後半アディショナルタイム、猛攻を仕掛けるアルバニアがゴール前のこぼれ球をMFクラウス・ギャスラが押し込み同点ゴール。2-2で引き分け、両者が勝ち点1ずつを分け合った。

今大会は4チームずつ6グループに分かれてのグループリーグで、勝ち点が並んだ場合は直接対決の成績で順位が決まる。各組の2位以内と3位のうち成績上位の4チームが決勝トーナメントへ進む。クロアチアはイタリア、アルバニアはスペインと戦う最終戦で戦う。

両者とも可能性も残す引き分けになったものの、勝ち点2では3位になっても他グループとの比較でかなり不利になるため、最終戦は勝利が絶対条件になりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)

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