「こでらんねぇ!栃木県」 地域づくり達人集結へ 来年11月、県内で全国大会

大会案を審議した県内の地域づくり団体関係者ら=19日午前、県庁

 全国の地域づくりの最前線で活躍する人々が一堂に会する「地域づくり団体全国研修交流会」が2025年11月7~9日、栃木県内で開催される。本県での開催は初めて。19日には実行委員会の設立総会が県庁で開かれ、大会テーマを「見ざる言わざる聞かざるじゃあもったいねぇ!~こでらんねぇ 栃木県~」に決めた。

 交流会は都道府県の持ち回りで毎年開催。栃木大会は第41回となる。同日の設立総会には県内14市町の地域団体の代表者や県職員のほか、各団体が拠点を置く市町職員らが参加した。

 テーマに盛り込まれた「こでらんない」は「堪えられないほど良い」といった意味の本県の方言。他県民が意味を調べることで、本県に興味を持つことを期待しているという。

 この日はさくら、那須烏山を除く12市と茂木、那珂川の2町が分科会の会場となることや、機運を高めるため今年10月に宇都宮市内でプレ大会を開催することなども決定した。

 廃校を活用した教育旅行などを展開する手塚武商店(矢板市)の代表で、実行委員長に選ばれた手塚将之(てつかまさゆき)さん(34)は「県内団体の連携を強化し、栃木の魅力を全国に発信したい」と意気込みを語った。

© 株式会社下野新聞社