百条委が8件のハラスメント認定「身の処し方改めて考えるべき」 福岡・宮若市長の“パワハラ”発言問題

福岡県宮若市の市長が複数の市職員に対してパワハラなどを繰り返していた問題で、市議会の百条委員会があわせて8件をハラスメント行為と認定しました。

宮若市の塩川秀敏市長を巡っては、複数の市職員に対し「すみませんですむか」「辞めろ」などパワハラと取れる発言が問題化し、市議会の百条委員会が事実関係を調査していました。

20日開かれた市議会で、百条委員会の神谷委員長は合わせて8件についてハラスメント行為と認定したことを報告しました。

認定されたのは「僕は365日24時間働いている。死ぬ気で働け」と繰り返し発言したことや、女性職員に「子供はいるのか?」、出産は「普通か?切ったか?」と発言したことなどです。

百条委員会は報告書で「市政の最高責任者である市長として不適切な行為」と指摘し、「身の処し方について改めて考えるべき」としています。

◆宮若市 塩川秀敏市長
「認識が非常に浅かったと反省している」

塩川市長は「みなさまから納得いただける職場を作るために働いていくことが一番厳しい反省だと思っている」と述べています。

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