移住促進へ異色のタッグ DDTプロレスリング選手がPR大使に 福島県楢葉町

委任式に臨んだ(左から)上野、MAO、勝俣、トーイ、松本の各氏とゆず太郎

 福島県楢葉町と人気プロレス団体「DDTプロレスリング」の異色タッグによる移住促進プロジェクトで、「町カ~モ~~ン!!移住PR大使(非公認)」に団体所属のTo―y(トーイ)選手(元・小嶋斗偉)が就任した。18日、町役場で委任式が行われた。トーイ選手は昨年度から町を頻繁に訪れて、魅力を発信している。今後は活動をさらに拡充させることを誓った。

 プロジェクトは町から委託を受けた町内のオートラベスと一般社団法人ならはみらいの企画。トーイ選手はPR大使の就任を機に、滞在日数やプロレスイベントの回数を増やす。エンターテインメントで地域を盛り上げ、さらなる交流人口拡大や移住推進を目指す。

 委任式には、松本栄樹副町長と団体の人気ユニット「サウナカミーナ」の勝俣瞬馬、上野勇希、MAO、トーイの4選手が臨んだ。9月21日に町内で路上プロレスを開催すると発表した。町マスコットキャラクターの「ゆず太郎」が乱入し、トーイ選手と軽妙なやりとりを披露する場面もあった。

 トーイ選手は「この1年で町民の優しさを感じた。もっと楢葉を盛り上げたい」と決意を述べた。

 委任式や今後の活動の様子はDDTプロレスリングのユーチューブで動画配信する予定。

(相双版)

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