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夏のレジャーシーズンに伴い水難事故が増える時期を前に事故の現状や課題などについて考えるシンポジウムが東京都内で開かれました。タレントの田村淳さんや藤本美貴さんらも参加し水難事故への対策に理解を深めました。
日本財団「海のそなえプロジェクト」の取り組みの1つとして実施されたもので、プロジェクトでは1万人以上を対象にした水難事故の実態調査などに取り組んでいます。
海上保安庁によりますと、岡山・香川などを管轄する第六管区海上保安本部では、おととし(2022年)海水浴や釣りなどマリンレジャーをはじめとした海浜事故が198件発生しているということです。
シンポジウムでは水難事故の発生は午後2時に多いことや海水浴場では「浮き輪」などの浮力体を使用している人が、沖に流され、救助されるケースが多いことなどが報告されました。
また、タレントの田村淳さんや藤本美貴さんらが水難防止アイテムや対策の仕組み作りについて意見を交わしました。
(日本財団 海野光行常務理事)
「海の怖さを忘れないことこそが安全に海を楽しむために一番必要なことなんじゃないかなと思っています」
海のそなえプロジェクトは、今後も水難者数を減らしていくために、取り組みを続けていきたいとしています。