運転手「ブレーキが利かなかった」 フェンス衝突で障害者施設の10人重軽傷 熊本・苓北町

6月20日午前、熊本県苓北町(れいほくまち)で障害者施設の送迎車がフェンスに衝突して10人がけがをしました。運転手は「ブレーキが利かなかった」と話しているということです。

6月20日午前8時50分ごろ、苓北町の障害者施設から「車が海に落ちそうになっている」と119番通報がありました。

警察によりますと、右折して国道に入ろうとした乗用車が何らかの理由で直進して別の施設に入り、施設と海を隔てるフェンスに衝突しました。

車には20代から70代の利用者7人と、運転手を含む40代から60代の職員3人が乗っていて、全員が病院に運ばれました。このうち利用者2人が重傷で、残る8人も軽いけがをしました。

施設によりますと、きょう(6月20日)は利用者の定期受診のため、この車で近くの病院に向かう予定で、運転していた40代の職員は「ブレーキが利かなかった」と話しているということです。

また、車は毎月点検を行っていて、6月3日に点検したところ異常はなかったといいます。

警察が、事故の原因を調べています。

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