県が広島港・出島地区の一部をマツダに売却 約86億円 東南アジア向け貨物集約で効率化

県は広島港の出島地区にある分譲地の一部を、マツダに売却すると発表しました。

発表によりますと、県は広島港の出島地区にある分譲地、約8.3ヘクタールをマツダに売却します。マツダが海外の組み立て工場に出荷する自動車部品をコンテナに積み込む施設は現在、海田地区にありますが、この施設を出島地区に移転させるということです。

出島地区では、国が国際コンテナターミナルの整備を進めています。移転によってマツダの東南アジア向けの貨物を出島地区に集約することで新規航路を実現させ、効率化を図るということです。マツダへの売却価格は、概算で約86億円の見込みです。

一方、海田地区にあるマツダの施設の土地は県が取得し、この地区で不足している荷さばき地や上屋などにあてることにしています。

© 株式会社中国放送