「紙屋町シャレオ」4年連続の赤字 コロナ収束で環境改善「今後は空き店舗を一つでも多く埋める」

「紙屋町シャレオ」を運営する広島市の第3セクター、広島地下街開発は、2024年3月期の決算を公表しました。純損益は約1億8900万円で、4年連続の赤字となりました。

それによりますと、売上高は9億4254万円で、前年比2.6%の増加となりました。中央広場のイベント利用者の増加など、施設利用が増えたことが要因だということです。

一方、店舗改修費などの増加で、純損失は1億8998万円でした。債務超過額は、71億18万円となっています。

74区画のうち、現時点で17区画が空き区画となっています。広島地下街開発では「新型コロナの収束で地下街の通行量が回復し、テナントの出店環境がよくなってきた。今後は空き区画を一つでも多く埋められるよう努力していく」としています。

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