キッズティーチャーが活躍 ”主体的な学び”とは 小学校で公開授業

子ども達が主体的に学ぶ取り組みを進める那覇市の城岳小学校で20日、特別授業が公開されました。

▽登川二奈記者:
「普段授業は先生一人が進めますが、今日このクラスでは児童が先生の一人として一緒に授業を進めています」

城岳小学校では去年4月から、教師と児童が一緒になって教材や授業の進め方を考えるなど、新たな学びの形を実践していて、今年3月全国の優れた教育活動を表彰する「NITS大賞」の準大賞に選出されました。

こちらのクラスでは国語の授業でキッズティーチャーに選ばれた三人が担任の先生と一緒にほかの生徒の意見を引き出すなど授業を進めました。

「この4つの事例の中で皆が一番分かりやすい事例はどれ?」「一番最後!」

文章を理解しやすくするためエッセーの筆者が示した「例え」のなかでどれに共感したかをみんなで話し合いました。

キッズティーチャーは積極的に声をかけながら授業をしていました。

▽平敷芽唯さん:
「『授業を作る』っていうのが一番楽しくて、やったことない体験だったからおもしろかった」

▽山城若菜さん:
「自分にはできないような発想がたくさんあって凄いなと思いました」

▽平良嘉唯さん:
「他の子の意見とかもいろいろあったからそれをもうちょっと深めて、深堀してみんなで自分たちの考えを深めていきたい」

こうした取り組みを通じて子ども達が互いに学び合う力が高まっているといいます。

▽教諭:
「日本で求められている主体的、対話的、子どもたち同士の学び合いが非常に学園によって成長している姿が見られました」

「日本は黒板に向かって先生がっていうのがやっぱり強いので子どもたちが自然に自分の意見を伝えあっているのがすごくいいなと思って」

城岳小学校では今後も子ども達の自主的な学びにつなげるための取り組みを進めていきたいとしています。

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