“赤いルビ―”連日の暑さで甘みアップ! 越前市の観光農園「どんぐり山」サクランボ狩りでにぎわう

この時期の暑さは、果物の“甘さ”にも影響があるようです。越前市にある観光農園どんぐり山では、サクランボ狩りを楽しむ人で連日にぎわっています。旬を迎えた初夏の味覚・サクランボは、高温の影響か、例年よりも甘みが増しているそうです。

日差しを浴びて、つややかに光り輝くサクランボ。その姿はまるで赤いルビーのようです。この初夏の味覚を求めて、多いときは1日に約250人がサクランボ狩りに訪れる、観光農園どんぐり山。平日の20日も県内外から観光客が訪れ、熟したサクランボを堪能していました。

この農園では、酸味と甘味のバランスがとれた「香夏錦(こうかにしき)」や、甘く噛み応えがある「佐藤錦」など11種類のサクランボを育てていて、早生の品種から順に旬を迎えているということです。

石川県から訪れた人は「甘みも酸味もほどよくあってみずみずしくて美味しい」と話し、県内から訪れた人も「サクランボ狩りは初めて。時間の限り食べます!」と意気込んでいました。

暑い日が続いた影響か、今年のサクランボは例年に比べて少し小ぶりなものの、甘みは増しているといいます。農園の管理者は「31度を超える日が何日か続いたので、予想外に実が一気に熟し、今まで以上に糖度が高くなっている」と話します。

また、これも猛暑の影響なのか、例年にはめったに見られない“双子のサクランボ”も多く見られるということです。

観光農園どんぐり山のサクランボ狩りは20分食べ放題の完全予約制で、30日まで楽しめます。

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