甘いブドウ、おひとつどう? 栃木で収穫本格化 巨峰やゴルビー、たわわに実る

朝日が差し込む中、進むブドウの収穫作業=20日午前7時5分、栃木市大平町西山田

 栃木県内有数のブドウ産地である栃木市大平地区の「ぶどう団地」で、ブドウの収穫が本格化している。

 同地区では、JAしもつけ大平町ぶどう組合の農家57軒が計約53.5ヘクタールで生産。同市大平町西山田、同組合長松本和宏(まつもとかずひろ)さん(56)方ではハウスと露地計約150アールで約15品種を栽培している。

 好天に恵まれた20日、松本さんと母君子(きみこ)さん(80)が早朝からハウスに入り、たわわに実った巨峰やゴルビーなどをはさみで切り取り、約100キロを収穫した。

 松本さんは「今年は天気に恵まれ、甘いブドウができた。食べて、旬を感じてほしい」と話した。同地区での収穫は7月中旬までハウスものが続き、下旬から露地ものが始まる。

© 株式会社下野新聞社