いちごカラーの駅舎お披露目 東武線・野州大塚 「研究所前」の看板除幕

副駅名「いちご研究所前」と入った駅名看板を除幕する関係者と地元児童=15日午前、栃木市大塚町

 県民の日の15日、ピンクと赤の「いちごカラー」に模様替えした東武宇都宮線野州大塚駅がお披露目され、関係者や地元住民が新たな「いちごスポット」の誕生を祝った。県農業総合研究センターいちご研究所(栃木市大塚町)の最寄り駅として、本県のイチゴ生産量日本一をPRする取り組みで、副駅名も「いちご研究所前」となった。

 東武鉄道は昨年から同線の愛称を「いちご王国ライン」とし、イチゴで装飾した列車も運行している。今回は同駅の駅舎外観と改札口エリア、待合室を薄いピンクとし、県産イチゴやキャラクターで装飾した。

 駅前広場で行われた式典には、大川秀子(おおかわひでこ)栃木市長やいちご研究所の家中達広(いえなかたつひろ)所長らが出席。同社の小金井敦(こがねいあつし)営業部長は「今後も関係自治体と連携して『いちご王国・栃木』のPR、エリアの盛り上げに貢献していきたい」とあいさつした。

 続いて関係者と地元の国府(こう)北小児童6人が駅名看板の除幕を行った。参加した同校6年湯澤香乃(ゆざわかの)さん(11)は「かわいい駅なのでみんなに自慢したい」とうれしそうに話していた。

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