熊本市電が乗務員不足などで減便、終電も前倒し【熊本】

車両の故障や乗務員不足に対応するため熊本市電が6月29日からダイヤの改正を行います。これにより朝のラッシュ時の運行が減便となるほか、終電も最大40分程度前倒しになるということです。

熊本市交通局では乗務員不足が続いているほか、車との事故や経年劣化などにより
想定外の車両故障が続いているということです。

そのため熊本市電において6月29日から全体のおよそ1割が減便されます。

午前7時半から8時半までの朝のラッシュ時も運行本数を合わせて8便減らすほか、終電時間を最大で40分程度前倒しするということです。

【井芹和哉 交通事業管理者】
「苦渋の決断ですが、そのようにさせていただきたい。熊本は渋滞対策が課題、
公共交通の利用促進という観点からも反することになり、申し訳なく思っております」

市交通局はダイヤ改正により乗務員の労働環境を改善させるとともに、安全教育を強化し、市電の安全性の向上を図るとしています。

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