アパートに60代男性遺体 ベランダのポリバケツにも白骨遺体 80代の母親か 警察が関連捜査 熊本

6月20日午後、熊本市のアパートで60代の男性が遺体で見つかりました。同じアパートのベランダからは白骨化した遺体も見つかり、警察が捜査を進めています。

6月20日午後4時ごろ、熊本市中央区渡鹿のアパートで、アパートを管理する不動産会社の社員から「男性が倒れている」と119番通報がありました。

消防や警察が駆け付けると、男性はアパートの2階の部屋で仰向けの状態で見つかり、既に死亡していました。

警察によりますと遺体に外傷はなく、男性はこの部屋に住む60代の男性とみられます。

その後警察が周辺の住民などに話を聞いたところ、男性は80代の母親と2人暮らしだったということです。そのため警察がこの部屋を調べたところ、ベランダのポリバケツの中から性別や年齢の分からない白骨化した遺体が見つかりました。

警察はこの部屋に住む2人と連絡がつかないことから、遺体はこの母親と息子の可能性があるとみて司法解剖などをして身元や死因の特定を急ぐ一方、白骨化した遺体については、死体遺棄事件の可能性もあるとみて捜査を進めています。

警察によりますと、男性を見つけた不動産会社の社員は、この部屋の家賃が支払われていなかったため訪れたところ、鍵が開いていたということです。

現場はJR豊肥線の東海学園前駅から南西約800メートルにある住宅地です。

© 株式会社熊本放送