【タイ】大和ハウスがホテル開発に参画、タイで初[建設]

大和ハウスが開発に参画するバンコクのホテル「クロモ・キュリオ・コレクション・バイ・ヒルトン」(完成イメージ図、同社提供)

大和ハウス工業は20日、タイの不動産開発会社SCアセットがバンコクで進めるホテルの開発事業に参画すると発表した。大和ハウスにとって、タイで初のホテル開発事業となる。

大和ハウスが開発に参画するホテルは「クロモ・キュリオ・コレクション・バイ・ヒルトン」で、バンコクの中心地スクンビット通りのソイ29に位置する。28階建てで客室数は306室となり、2025年3月にオープンする予定。20年10月に着工している。

総事業費は27億4,170万バーツ(約118億円)。事業主は、SCアセットの100%子会社SCエクスペディションが保有する「SCXH1」で、大和ハウスが49%の株式を取得している。

大和ハウスとSCアセットは今年5月、契約に関するパートナーシップ締結式を実施した。大和ハウスの広報担当者はNNAに「両社の分担は明確に決められているわけではないが、全体の施工管理やホテルのオペレーションの検討などについて、連携して進めている」と説明した。

大和ハウスが東南アジアで手がけているホテル事業としては、ベトナムの「ホテル・ニッコー・ハイフォン」や「ロイジェント・パークス・ハイフォン」「ロイジェント・パークス・ハノイ」などがある。

大和ハウス工業は11日に、バンコク東郊サムットプラカン県で開発を進める複合プロジェクトのマルチテナント型物流施設「バンナ・トラッド プロジェクトB棟」を着工すると発表したばかり。複合プロジェクトの最終棟となり、2025年1月の完工を見込む。

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