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田野畑村で、子どもの居場所づくりに取り組む団体「たのまるプロジェクト」が始動した。少子化で近所に遊べる友達がいない-などといった現状を踏まえ、放課後や休日に自由な遊びや自然体験の場を提供。自身も子育て中の三浦咲奈(さきな)さん(35)=同村島越=を代表に同世代の住民らがスタッフを担い、「田野畑村をまるごと楽しみ、生きる力を育んでほしい」と地域活動を進めている。
「川遊びに行く人は準備しよう。先に宿題をしたい人もいるよね」。三浦さんの呼びかけに、子どもは自分で決めて行動する。月曜と木曜の放課後、小中学生を対象に同村和野のアズビィ楽習センターで開設する「たのまるパーク」。宿題をしたり、外遊びをしたりと好きに過ごす時間だ。
村教委の協力も得て5月に運営を開始し、利用登録者は34人に。この日、水遊びをした田野畑小2年の工藤彩代(さよ)さんは「服が汚くなったけれど楽しい。好きな工作もできるし、1年生の友達もできた。夏は海に行ったり、キャンプをしたい」と充実感にあふれる。