レイカーズの次期ヘッドコーチとしてJJ・レディックが4年契約に合意

6月21日(現地時間20日、日付は以下同)。JJ・レディック(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)が、ロサンゼルス・レイカーズの次期ヘッドコーチ(HC)として4年契約に合意したと『ESPN』が報じた。

名門デューク大学出身のレディックは、主にシューターとしてNBAで15シーズンをプレーした実績を持つ。2021年9月22日に現役引退を表明後は『ESPN』でNBAアナリストをこなし、先日まで行われた「NBAファイナル2024」でも同メディアのアナリストを務めていた。

ロブ・ペリンカGM(ゼネラルマネージャー)は、レディックが持つ選手たちとのコミュニケーション能力、高いバスケットボールIQを評価。レイカーズはレディックの周囲に新たなコーチングスタッフを集めて始動していくこととなる。

今シーズン。レイカーズは「NBAインシーズン・トーナメント」の初代王者となり、ウェスタン・カンファレンス8位の47勝35敗でレギュラーシーズンを終え、7位のニューオーリンズ・ペリカンズ(49勝33敗)とのプレーイン・ゲームを制して第7シードを獲得。だが「NBAプレーオフ2024」ではデンバー・ナゲッツ相手に1勝4敗で敗れてファーストラウンドで姿を消していた。

ダービン・ハム前HCを解任し、新たな指揮官就任に合意と報じられたレディックは、ポッドキャスト番組“The Old Man and the Three”でホスト役を務めているほか、今年3月からは同じ1984年生まれのレブロン・ジェームズとともにポッドキャスト番組“Mind the Game”をスタートさせていた。

レイカーズはそのレブロンとディアンジェロ・ラッセル、ジャクソン・ヘイズ、キャメロン・レディッシュが来シーズンの契約がプレーヤーオプション、トーリアン・プリンスとマックス・クリスティ、スペンサー・ディンウィディーが制限なしFA(フリーエージェント)になる。

その一方、アンソニー・デイビス、オースティン・リーブス、八村塁、ジャレッド・バンダービルト、ゲイブ・ビンセント、クリスチャン・ウッドといった選手たちが来シーズンも契約下におり、レディック新HCの下で今後どのようにロスターを形成していくかにも注目したい。

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