東海道川崎宿起立400年PJ 砂子に感謝の芳名板 寄付金、中間灯制作・設置に 川崎市川崎区・川崎市幸区

除幕式で記念写真に納まる関係者

川崎区内の企業や団体などでつくる「川崎宿起立400年プロジェクト推進会議」(鬼塚保会長)はプロジェクトへの賛助金やクラウドファンディングを行った132の個人・団体に感謝する芳名板を川崎信用金庫本店敷地内(川崎区砂子)に設置した。6月14日には関係者を集めた除幕式を行った。

寄付金の総額は748万5000円に達し、主に東海道沿道に設置された中間灯の制作・設置費用に充てた。芳名板の維持・管理は今後、市が行う。

除幕式で鬼塚会長は「非常に素晴らしい中間灯ができた。この事業は終わりではない。東海道に限らず、大師地区、田島地区へと面に広げていきながら川崎を活性化させていきたい」と思いを新たにした。斎藤文夫顧問は「東海道の道すがらに住む一人として、新たに東海道の認識を154万の市民の方々に持っていただく機会ができたことに嬉しく思う。旧東海道はひところ忘れられた歴史もある。第1、第2、第3京浜国道と数多く川崎を縦断しているが、東海道が陽のある道として認識いただけたことはありがたい嬉しい限り」と語った。

ワークショップで議論

プロジェクト推進会議はこの日、カルッツかわさき(川崎区富士見)で総会を開催。全事業が終了したことによる解散を承認した。

川崎区役所では東海道川崎宿を活用したまちづくり進めるため、今年度いっぱい市民参加によるワークショップで議論を進め、次年度以降に生かすとしている。

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