鹿児島県知事選の期日前投票が21日、県内各市町村で始まった。一部地域を除き、投開票前日の7月6日まで実施。前回2020年より75カ所多い305カ所(移動期日前投票所含む)に設置される。
鹿児島市役所には午前8時半の開始から次第に有権者が訪れ始め、投票を済ませていった。祇園之洲町の会社員、野口建造さん(63)は「毎回投票している。今の県政を続けるべきか変えるべきかを考えて候補者を選んだ。少子高齢化に歯止めをかけてほしい」と話した。
就労支援事業所で働く小松原1丁目の時任義秀さん(54)は「身近な課題では、就労支援を必要とする人が事業所につながりやすくなるような仕組みを作ってほしい」と話した。
市選挙管理委員会の仮屋拓也事務局長は「県政のかじ取り役を決める大事な機会。6月30日からは各支所でも受け付けるので、都合の良い場所で投票してほしい」と呼びかけた。
県選管によると、前回知事選の投票率は49.84%で、投票総数のうち35.76%が期日前投票だった。