地震でいまだ1人の行方不明者が 3月に捜索中断の土砂崩れ現場で24日から捜索を再開 石川・輪島市

能登半島地震で大規模な土砂くずれが発生し、1人の行方が分からなくなっている石川県輪島市市ノ瀬町での捜索について、石川県警は24日から再開することを決めました。

輪島市で21日時点で、市ノ瀬町・名舟町・町野町寺山の3か所で合わせて3人の行方が分からないままとなっています。

警察による捜索は元日の地震以降捜索が続けられていましたが、土砂崩れなど2次災害の恐れがあるとして3月5日以降捜索を中断していました。

県警では対策工事が進み安全が確保されたと判断し、24日から市ノ瀬町での捜索を再開するということです。

市ノ瀬町では1人の行方が分かっておらず、24日の捜索にはおよそ20人の警察官が動員されます。また、国土交通省や復旧作業にあたっている建設業者も参加し、重機を使った捜索を行う予定です。

石川県警によりますと、それぞれ1人の行方が分かっていない町野町寺山と名舟町については、捜索再開の見通しは立っていないということです。

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