「輪島朝市」7月に地元で復活 能登半島地震で大規模火災被害

能登半島地震に伴う大規模な火災の影響で商いの場を失った「輪島朝市」が7月、輪島市内の商業施設で復活することとなりました。地元での朝市開催は、地震以降初めてです。

野崎まどか記者「7月からこちらの商業施設で朝市が開かれ、地元に戻るのは半年ぶりです」

7月10日から出張朝市が開かれるのは、輪島市内の商業施設「パワーシティ輪島ワイプラザ」です。

朝市のシンボル、オレンジ色のテントが設置され衣類や輪島塗などの販売が行われます。

また、干物や漬物を販売する場合はスーパーの一角にある冷蔵ケースを使うことができ、施設では光熱費やテナント料を無料とするとしています。

パワーシティ輪島ワイプラザを運営するヤスサキ・南部雅彦営業本部長「地元で営みたいという方の声も多いので、そういう方々に使ってもらってコミュニケーションもとりながら、生き甲斐となるような時間の使い方をしてほしい」

輪島朝市組合総務委員・中道肇さん「輪島の中の一員とすれば、7月10日が第一歩。復興に向けての輪島朝市の第一歩は輪島から始まる」

パワーシティ輪島ワイプラザでの出張朝市は7月10日から開かれ、初日はおよそ40店舗が出店する予定です。

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