過去に詐欺で逮捕の女性格闘家、選挙掲示板ジャックで「ぜひ撮って」 ネット物議「迷惑」「不快」「幼稚」

ぱんちゃん璃奈【写真:山口比佐夫】

那須川天心と武尊のサイン入りポスターを偽造し販売した過去

「東京都内のポスター掲示板、ジャックすることに成功しました!」。今月20日に告示された東京都知事選の掲示板を巡って、選挙とは関係のないポスターが掲出され問題になっている。ジャックしているひとり、2022年12月に詐欺の疑いで逮捕されていた女性格闘家はYouTubeチャンネルで声高らかにアピールしている。

都知事選のポスター掲示板を巡っては、想定を上回る数の立候補者がいたため、枠不足に。さらに一部による法律の穴を突いた“掲示板ジャック”が行われ、都民の未来を決める選挙の本筋とはずれた行為が問題になっている。

良識ない行為に加担しているひとりが22年に那須川天心と武尊のサイン入りポスターを偽造、ネットオークションで販売し逮捕されたぱんちゃん璃奈だ。

「東京都内のポスター掲示板、ジャックすることに成功しました! 約5000~6000枚、ぱんちゃんがポスターとして貼られることになりました。普通だったら選挙の方が載るところなんですけど、私がハイジャックさせていただきます。見つけてくださった方、ぜひ写真を撮って報告してもらえたらうれしいです」

驚くことに、有権者からすると迷惑極まりないこのポスターにはテーマがあるという。「テーマは復活です。お仕事で悩んでいる方とか生活に苦しい方をサポートしてくださっているJOBitさんという企業さんとのタイアップ」と明かし、今月23日に自身の試合があることをアピールしていた。

かつては写真集を販売するほど人気だった女性格闘家の現在。偽造サイン入りポスター転売問題は結果的に不起訴となっていたが、当時は「ご迷惑をお掛けした那須川天心選手、武尊選手、関係者の皆様にお詫び申し上げます」と謝罪していた。しかし、時がたつに連れ自らこの問題をネタに。そして今回も“ポスター”でまさかの行動に出た形となった。

ぱんちゃん璃奈だが事件後も立ち技格闘技イベント「KNOCK OUT」に継続出場。今月23日にも試合が控えている。

女性格闘家の現在にネット上では「利用され始めてる」「モラルが欠如してる」「合法といえど不快になったよね」「幼稚な馬鹿がホントに増えた」「またポスター詐欺」「本当変な人達が出て来て迷惑」「終わったなぁ」「残念すぎるよ」「結局、そういうことだったのね」「これからは真面目にやっていくと思ってただけにこれは残念」などの声が上がっている。ENCOUNT編集部

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