「問題があるとは言いたくないが…」オランダ代表DFが言及したフランス戦で注意すべき点とは?【EURO】

EURO2024グループステージ第2戦、オランダ対フランスが日本時間6月21日28時にキックオフされる。

この試合の前日会見で、オランダ代表DFのステファン・デ・フライが登壇。記者からの様々な質問に答えるなかで、フランス戦での注意すべき点についてコメントした。

記者からEURO初戦のポーランド戦でCKから失点したシーンについて質問を受けたデ・フライはこう答えている。

「問題があるとは言いたくないが…、注意すべき点だ」
【動画】ポーランド戦のCKからの失点シーン

オランダは直近5試合で3失点しているが、すべてCKから失点している。ポーランド戦での左CKからアダム・ブクサに頭で合わされての失点は、今年3月の強化試合でドイツの二クラス・フュルクルクに決められたシーンと酷似しているのだ。

CKの際にニアとファーのどちらのポストにも選手を置かないスタイルで戦っていることもあり、CKの競り合いに勝っても負けてもゴール方向へ飛んだボールはすべてGKが処理しなければならないのだ。

記者から「ポストに選手を立たせることを考えてるか」との質問が飛ぶと、デ・フライの答えは「ノー」だった。

「確かに(ポーランド戦の)失点は典型的な状況からのものだったからね。だけど、そのシーン以外は上手くいっていた。以前からチームでも議論を重ね、調整を行なっていたんだけど……」

デ・フライはCKの守備に関して、チーム内でも修正すべき点として認識していて、トレーニングをしていることを明かした。

オランダの守備陣にはデ・フライの他にも言わずと知れた主将のフィルジル・ファン・ダイクにマンチェスター・シティで活躍するネイサン・アケー、控えにはバイエルンのマタイス・デ・リフト、トッテナムでブレイクしたミッキー・ファン・デ・フェンと世界最高峰のメンツが揃っている。

その世界最高峰のDF陣が揃うオランダの弱点とも言えるCKの守備はフランス戦でも要注意ポイントになりそうだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

© 日本スポーツ企画出版社