立腹…上司に暴行した部下、懲戒処分に 態度が気に入らず、殴りかかった33歳…階級は3等陸曹、朝霞駐屯地で訓練中だった 事件化するも不起訴に 陸曹の性別は不明、駐屯地「明らかにできない」

陸上自衛隊朝霞駐屯地

 陸上自衛隊朝霞駐屯地は20日、訓練中に上官に暴行を加えたとして、同駐屯地第1施設大隊所属、3等陸曹(33)を停職40日の懲戒処分にした、と発表した。3等陸曹の性別について、同駐屯地広報室は「明らかにできない」としている。

 同広報室によると、3等陸曹は2021年5月11日、県外の演習場で、訓練中に同隊の上官に手で殴る暴行を加えた。上官にけがはなかった。部隊からの報告を受けた警務隊が刑事事件として処理したが、不起訴処分となっている。

 調べに対して3等陸曹は「上官の態度に腹が立った」と話しているという。

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