県系人通訳の投降呼び掛けで救われた命 子どもたちが地域の沖縄戦を学ぶ うるま市

「慰霊の日」を前に地域の沖縄戦について学ぶ平和集会がうるま市の小学校で開かれました。

うるま市の与那城小学校では、毎年慰霊の日を前にしたこの時期に沖縄戦当時の地域の様子を子どもたちに知ってもらおうと平和集会を開いています。全校児童やこども園の園児が参加した集会では、津堅島での体験談を基に作られた紙芝居が教職員によって朗読されました。

日本軍の基地が作られた津堅島では、島の人たちは、爆撃で大きな被害を受け、米軍の上陸後にはガマなどでの生活を余儀なくされましたが、日系3世の米軍の通訳が日本語で投降を呼びかけ多くの島の人の命を救いました。

▽子どもたちは
「本島の事だけを知っていたが、津堅島もこんな被害があったんだと思いました」「(戦争は)始まったらなかなか終わらないと思うので、まず、始めずに話し合いで解決させたい」
「平和な生活に感謝しながら、過ごしていきたいです」

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