「彼とぜひ契約したい」の声も! 元DeNAバウアーに米球界も興味津々「MLBとは何の関係もない人が、これだけ多くの人の注目を集めているなんて面白い」

昨季まで横浜DeNAベイスターズでプレーし、現在メキシカンリーグ(LMB)のメキシコシティ・レッドデビルズでプレーするトレバー・バウアーに対する注目度の高さが、MLBの一部の関係者の間で話題となっている。

バウアーはメジャーリーグ通算83勝やサイ・ヤング賞受賞など輝かしいキャリアを持っている右腕投手。ロサンゼルス・ドジャースに在籍していた2021年に持ち上がった性的暴行などの疑いで複数の女性から訴えられ、194試合のMLB出場停止処分などを受けていた。

この訴えは不起訴処分となったが、バウアーのMLB復帰の道筋は見えず、現在はメキシカンリーグ(LMB)のメキシコシティ・レッドデビルズでプレーしながら、オファーを待っている状況だ。

そんなバウアーが21日、自身のX(旧ツイッター)を更新。「テレビやストリーミングを含むMLB球団の 1 日当たりの視聴回数は次のようになります」と綴り、以下の通り紹介。

セントルイス・カーディナルス: 510,000
ニューヨーク・ヤンキース: 500,000
ロサンゼルス・ドジャース: 450,000
フィラデルフィア・フィリーズ: 410,000
ボストン・レッドソックス: 380,000

同選手は続けて、「私の個人YouTubeチャンネルと合わせると、リストは次のようになります」と記し、自身のユーチューブとMLB球団の1 日当たりの視聴回数を比較した。

セントルイス・カーディナルス: 510,000
ニューヨーク・ヤンキース: 500,000
ロサンゼルス・ドジャース: 450,000
トレバー・バウアー: 412,000
フィラデルフィア・フィリーズ: 410,000
ボストン・レッドソックス: 380,000
同投稿に通算509本塁打を誇るゲイリー・シェフィールド氏(元ニューヨーク・ヤンキースなど)の息子で、MLBのポッドキャスト番組で司会者を務めるゲイリー・シェフィールドJr.氏が、自身のX(旧ツイッター)で「MLBとは何の関係もない人が、これだけ多くの人の注目を集めているなんて面白い」と綴り、好意的な反応を示した。

さらにインドのスポーツメディア『Sportskeeda』が記事を通じて、メキシコで沸き起こっている“バウアーフィーバー”に触れた上で、匿名だがメジャーリーグの某球団GMがバウアーについて「我々は彼とぜひ契約したい! 彼は勝利に貢献するだろうし、チームでも素晴らしい存在になるだろう。しかし、それを最終的に決定するのは球団オーナーとMLBコミッショナーだ。オーナーと相談させてくれ…」と述べていたことを報じている。

今月14日(日本時間)の試合に登板したバウアーは、LMBのオルメカス・デ・タバスコ戦で7回2/3を投げ、1失点8奪三振の好投で今季8勝目を飾った。防御率は1.48にまで下げている。

MLB復帰を巡り、注目を集める右腕投手バウアーは、メキシカンリーグのメキシコシティ・レッドデビルズと今シーズン終了まで契約を延長している。

構成●THE DIGEST編集部

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