ジューシー!「ひめまるこ」収穫始まる 今年は暑さで出荷早まる 福島

21日の福島県内は、梅雨入り間近を感じさせる下り坂の天気となりました。前日までの暑さは和らぎましたが、これまでの暑さで福島の夏を代表する果物モモの出荷が早まっています。

21日は、1年で最も昼の時間が長い「夏至」。関東から近畿までが梅雨入りとなった前線の接近の影響で、県内の天気も下り坂になりました。しかし、伊達市梁川で最高気温が27.3℃になるなど、県北や会津は最高気温が25℃を超え、夏日になりました。

これまでの季節外れの暑さの影響で、例年より早まっているのがモモの収穫です。およそ20種類のモモを育てる伊達市の菅野農園では、21日から早生種のモモ「ひめまるこ」の収穫がはじまりました。

「ひめまるこ」はしっかりとした甘みと香りが特徴の品種です。おすすめの食べ方は、もちろん丸かじりということで…。

佐々木夢夏アナウンサー「ジューシー。柔らかいですね、とろける感じがします」

去年は霜の被害で出荷数が減りましたが、今年は春先から暖かい日が多かったため、豊作の年となりました。また、暑さの影響で例年より1週間近く早く収穫が始まったということです。

菅野農園・菅野崇明さん「(今年のモモは)なかなか味がしっかりのっていて、甘みも感じられますし、モモの香りもいっぱい感じます。みんなで福島のモモを楽しんでいただきたい」

菅野農園のモモは、直売所や道の駅などで販売していて、来週には「はつひめ」の季節を迎え、主力品種の「あかつき」は7月下旬から収穫が始まる見込みです。



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