遠藤航、「⾃分らしさ」の定義とは…日本代表とパートナーシップ25周年『ダンヒル』のイベントで語る

サッカー⽇本代表とのパートナーシップが25周年を迎えた、英国を代表するラグジュアリーメンズハウスである『dunhill(ダンヒル)』。

それを記念した「2024 SAMURAI BLUE COLLECTION」の発表を祝し、ダンヒル銀座本店にて、イングランドのリヴァプールで活躍する⽇本代表キャプテン、遠藤航とタレントの加藤浩次さんを招いたトークセッションイベント「dunhill SPECIAL TALK SESSION WITH WATARU ENDO」が開催された。

洗練されたデザインの「2024 SAMURAI BLUE COLLECTION」を⾝に包んだ遠藤。

dunhill Japan 伊地知社⻑が運転するヴィンテージカーに乗って来店し、MCより「2024 SAMURAI BLUE COLLECTION」について聞かれると「着⼼地がすごくいいですね。僕はデザインも含めてとても気に⼊っています。」と、着⼼地の良さと今回のデザインへのポジティブな印象を語った。

初めて⽇本代表に選出された時の⼼境について「初めて代表⼊りした2015年の採⼨も覚えています。代表活動の際にいつも着させてもらっていて、いつもこのスーツを着ると気持ちが引き締まります。初めて選出された頃に⽐べると海外も経験して体格が良くなっているので、腿やお尻周りのサイズが変わっていると思います」というエピソードを明かした遠藤。

「⼩さい頃から夢⾒ていた舞台で戦えるという嬉しさがある⼀⽅で、新たなスタートラインに⽴ち、⽇本代表でスタメンを勝ち取るんだ、選ばれ続けるんだ、ということを思い描いていました」と当時を振り返った。

dunhillが⽇本代表とパートナーシップを結んでから今年で25周年を迎え、今回のコレクションに取り⼊れている“英国らしさ”のデザインについて聞かれた遠藤は、「個⼈的にはすごくかっこいいと思いますし、すごく気に⼊っています。⻑らく⽇本代表を⽀えてもらっているので感謝しかありません。また、僕がリヴァプールFCに移籍したタイミングに⽇本代表キャプテンとして着て、ここに⽴てていることをすごく幸せに感じています」と喜びを表現している。

遠藤は、⼩学校1年⽣(1999年)からサッカーを始めたとのことで、dunhillとのパートナーシップ25周年にちなんで、サッカーを始めてから25年間⼤切にしていることを聞かれると「サッカーが⼼の底から⼤好きで、純粋にサッカーを楽しむ気持ちを持ち続けています。その気持ちはプロになってからも忘れたくないと⾃分の中でずっと思っていました。だからこそ、リヴァプールFCや⽇本代表キャプテンに辿り着けたのだと思います」と語り、第⼀線で活躍し続けている秘訣が垣間⾒せた。

さらに、dunhillの「卓越性」、「クラフツマンシップ」、「妥協なき献⾝」といったブランドの考え⽅に関連して、⾃⾝の特徴やプレーに対する考え⽅について問われると「プレミア(リーグ)に⾏ってから、⾃分らしさとは何か、⽇本⼈らしさとは何かを常に考えながらプレーしていました。⾃分の中で何をしなければいけないかを客観視していくことが⾮常に重要な要素になっていると思いました」と分析。

また、周りの⼈には知られていない強みについて聞かれると「なかなかプレーが⾒られづらいポジションではあるのですが、1対1で勝つにはクレバーでなくてはならないので、プレーを俯瞰してみて、ピッチ上で表現できるというのが最⼤の武器だと思っています」と明かしている。

プレミアリーグ1年⽬を終え、感じた課題については「全体的にもう1段階ずつレベルアップしていく必要があると感じました。よりボールを奪える選⼿になりたいと思いましたし、中盤の選⼿はかなり攻撃参加も求められるので、アシストやゴールに直結するようなプレーをもっと増やしていきたいです」とシーズンの振り返りと来シーズンへの意気込みを語った。

そして、9⽉から始まるワールドカップのアジア最終予選に向けて、「僕がキャプテンに就任した時にワールドカップ優勝を公⾔させていただいたので、そこが最⼤の⽬標になります」と⽇本代表としての⽬標を⼒強く語り、個⼈⽬標については「来シーズンもリヴァプールでプレーすると思うので、もっと試合に出場して、チャンピオンズリーグなどでのタイトル獲得に貢献できる活躍をしたいと思います。⽇本代表のほうでは、最終予選に向けてキャプテンとしてしっかりチームを引っ張って、ワールドカップにまずは導ける存在になれればいいなと思っています」と意気込んでいた。

最後に、将来⽇本代表選出を夢⾒る⼦どもたちへのメッセージを聞かれた遠藤は、「とにかくサッカーをすごく楽しんでほしいですね。プロサッカー選⼿になるには⾃分への厳しさも必要になるかもしれないですが、時にはしっかりリラックスして“⾃分はなぜサッカーをやっているのか”ということを思い出していきながら、ぜひプロサッカー選⼿を⽬指して頑張ってほしいと思います」と語り、報道関係者向けに行われた第1部のトークセッションを締めくくっている。

⼀般の招待者に加え、芸⼈・タレント・司会者と幅広く活躍する加藤浩次さんも登壇した第2部では、遠藤の掲げるサッカーへの情熱や信念、プライベートな部分についてトークセッションが展開。

dunhillが掲げる伝統を重んじながらも変化を受け⼊れ、常に進化する⼈。⾃分のセンスに⾃信を持ち、野⼼的で向上⼼のある、ブレない⼈を指す『洗練された紳⼠像』に関して加藤さんが「まさに遠藤選⼿のことを指していますね」と語ると、遠藤は「そうですかね...」と照れ笑いを⾒せる場⾯も。

遠征時は⾶⾏機内でスーツに着替えることもあるようで、加藤さんからネクタイが結べるか聞かれると「僕は結べます。選⼿の中には、結べない選⼿もいますけどね(笑)。代表を多く経験してくると徐々に結べるようになっていますね」と意外なエピソードを話し、会場が和やかな雰囲気に包まれた。

また、加藤さんから家族の話を振られると、「⾃分の考えをしっかり持ち、伝えるように⽇頃から話しています。ゲームをやりたいなら、やりたい理由まで話してもらうように促しています」と⼦育て観まで告⽩。

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最後には、次のワールドカップの⽬標について「優勝したいです!みなさん応援よろしくお願いいたします!」と⼒強く誓い、会を締めくくった。

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