フランスとの“強豪国対決”へ! オランダ指揮官が意気込み「勇気を持ってプレーしなければ…」

オランダ代表を率いるロナルド・クーマン監督が、フランス代表撃破への意気込みを語った。20日、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』が伝えている。

現在開催中のEURO2024で36年ぶりの欧州制覇を目指しているオランダ。現地時間16日に行われたポーランド代表とのグループD第1節では、CKから先制を許すも、29分にコーディ・ガクポのミドルシュートで同点に。83分には2分前に投入されたばかりのヴァウト・ヴェグホルストが値千金の決勝ゴールをマークし、2-1の逆転勝利を飾った。そして、21日の第2節では、優勝候補の一角と目されているフランスと対戦する。

データサイト『Opta』が大会前に算出した優勝確率は、オランダの「5.1%」に対し、フランスは全体で2番に高い「19.1%」。レアル・マドリード移籍が決定したキリアン・エンバペを筆頭に豪華なスカッドを擁し、FIFAワールドカップで2大会連続決勝進出を果たすなど、近年は国際舞台でも安定した強さを誇っている。オランダは今大会の予選グループBでもフランスと対戦。その時は0-4、1-2で敗れている。

クーマン監督は「ポーランド戦で学んだことは、60分間だけでなく90分間高いレベルでプレーし続けなければならないこと、そして忍耐強くなければならないということだ。ボールを失った時に何が起きるかということも常に念頭におく必要がある」と前置きしつつ、「初戦に勝利したことで落ち着きと信頼が生まれた」とコメント。その上で、フランス撃破への意気込みを次のように示した。

「近年何度も対戦している強豪フランス相手には全てが必要になる。何が起こり得るかは分かっている。我々が望む結果を得るためには、非常に良いプレーをしなければならない。ゲームプランに基づいて選択すること。それが最も重要なことだ。初戦では良いプレーもあったが、改善すべき場面もたくさんあった。勇気を持ってプレーしなければならないし、それが鍵になるだろう。我々は主導権を握る必要がある」

グルプステージ屈指の好カード、オランダvsフランスの一戦は日本時間22日の午前4時にキックオフされる。

© 株式会社シーソーゲーム