まるごと食べられる! 新ブランド「秋田わかまるねぎ」本格市場デビュー

出荷に合わせて行われたトップセールス

 秋田県産ネギの新ブランド「秋田わかまるねぎ」が21日、本格市場デビューした。通常の夏ネギと品種は変わらないが、収穫時期を前倒しできるように工夫した。6月~7月中旬に出回る食感が硬いネギがとは違い、緑色の葉の部分まで柔らかく、まるごと食べられるのが特徴。この時期をターゲットに期間限定で出荷し、付加価値向上を狙う。

 県販売戦略室によると、県産ネギは、秋から冬にかけて収穫される「秋冬ネギ」が主力。7月中旬からは「夏ネギ」の収穫が始まるが、6月~7月中旬については品薄になっていた。また、この時期に出回るネギは春に定植する夏ネギと違い、前年に植えられて冬を越したもので、食感が硬いことが課題だった。

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