「クマダス」で出没情報を発信 秋田県の新マップシステム、7月から運用へ

「クマダス」のイメージ画面

 秋田県は21日、クマの出没情報を確認できる新たなマップシステムについて、7月1日午前10時から運用すると発表した。住民らから情報を受けた市町村が随時システムに入力する仕組みで、県がまとめて反映させていた従来よりも迅速な情報伝達が可能。効果的な注意喚起につながることが期待される。

 システムの通称は「クマダス」。クマダスのウェブサイトでは、▽目撃▽人身被害▽痕跡―の3種類の情報を地図上で確認でき、地域などを設定すると、出没情報の通知をメールで受け取ることもできる。県の公式LINE(ライン)に出没情報を表示する機能の追加も検討している。クマのほか、イノシシとニホンジカの情報も表示できる。

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