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7月14日告示、21日投開票の小山市長選で、同市議の小川亘(おがわわたる)氏(56)は21日、市内のホテルで記者会見し、無所属で立候補する意向を正式表明した。
小川氏は重点政策としてJR小山駅周辺再開発の加速、もうかる農業、新規工業団地開発などを挙げ「立地利便性をフル活用し、選ばれる小山市を目指す」と強調。市民病院への歯科新設など医療充実のほか、渡良瀬遊水地の環境保全では治水を優先する考え。
現職の浅野正富(あさのまさとみ)氏(67)については「市民フォーラムを否定するつもりはないが、従来行われてきた自治会との意思疎通ができていない」とし、市民の意見集約では自治会や市議会を重視する姿勢をみせた。
小川氏は白鴎大卒。会社員。市議は現在6期目で、議長も務めた。自民党籍は残すが、政党への推薦は求めないという。市議28人中自民系17人が支援する。
同市長選では、現職の浅野氏が再選を目指し立候補の意向を表明しており、一騎打ちの選挙戦となる公算が大きい。