「もう少しやりたかった」「現代のスタンダードを作り上げた」リバプール遠藤航が名将クロップを語る!「曺さんとか森保さんも近いかもしれない」

日本代表のキャプテン遠藤航が、自身が配信する「月刊・遠藤航」によるトークイベント「The REAL PICK UP MATCH」を6月21日に都内で開催した。

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遠藤は昨年の夏にシュツットガルトからリバプールに移籍。加入当初こそ試合終盤のみの出番が多かったものの、シーズン後半からはレギュラーに定着。公式戦44試合に出場した。

そんな日本人MFを高く評価していたユルゲン・クロップ監督は、2023-24シーズン限りでリバプールの指揮官を退任。同イベントで遠藤は、そのドイツ人監督の印象について「細かい戦術を話すタイプではない。選手のマネジメントをしたり、モチベーターというイメージがありますね。そういう意味では曺(貴裁)さんとか森保(一)さんも、もしかしたら近いかもしれないです」と話す。

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また、クロップ監督が名将と言われる理由については、以下のように自身の考えを述べた。

「戦術でいうと、これっていうのを持っています。たとえばカウンタープレスやゲーゲンプレスという言葉が流行りましたが、守備では常にボールに行って、奪ったらショートカウンター、常にゴールに向かっていくようなスタイルは、現代フットボールのスタンダードになりつつある。そのスタイルを作り上げたのは、彼だと思います」

リバプールは来シーズンから、昨季までフェイエノールトを率いたアルネ・スロット監督が指揮を執る。遠藤は「楽しみです。もちろん、クロップともう少しやりたかったなと思ったりもするので、寂しい気持ちもありますが、リバプールにとってはターニングポイントで、すごく大事なシーズンになります」と気を引き締めた。

プレミア2年目を迎える31歳は、来シーズン、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか注目だ。

取材・文●中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

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