「演技で恩返し」 世界に挑戦する高校2年生 “美しい体操と力強い演技魅力” 目標はメダル獲得 育った地元で活躍誓う

パリ五輪での活躍を誓う戸田市出身で体操女子日本代表の岸里奈選手(左)と豊島リサコーチ=19日午後、戸田市役所

 パリ五輪体操女子日本代表に内定した岸里奈選手(16)の激励会が19日、埼玉県の戸田市役所で行われ、岸選手は市民らを前に「皆さんの応援に演技で応えたい」と大会への意気込みを話した。

 岸選手は戸田市出身で、同市立戸田東小学校、新曽中学校を卒業し、現在はクラーク記念国際高校2年生。戸田市スポーツセンター所属で、5月に群馬県内で行われたNHK杯で2位に入り、自身初の五輪出場権を獲得した。

 出迎えた菅原文仁市長は「岸選手は美しい体操と力強い演技が魅力。体調を万全に、世界で素晴らしい演技を披露してほしい。市民の皆さんと一緒に活躍を応援したい」と激励。岸選手は「皆さんの応援に演技で恩返しできるよう頑張りたい。五輪では団体のメダルを目標に、自分ができる限りのことを尽くし、チームに貢献したい。応援よろしくお願いします」と話した。

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