【POG】良血ヴィジョンメーカーは7.20福島デビューへ(美浦発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 東京開催も今週で最後。来週からは夏競馬も本番を迎えます。関東での競馬開催はしばらくありませんので、この機会にローカル競馬を生観戦しに行く方も多いのではないでしょうか。

 福島、新潟、函館、札幌、小倉。ぜひとも多くの競馬場に足を運んでいただいて、その土地のおいしいものを食べながら競馬を楽しんでほしいですね。旅打ちはめちゃくちゃ楽しいですよ。筆者も何週かお邪魔させていただきますので、現地の方々はどうぞよろしくお願い致します。

 それでは先週の振り返りですが、16日の東京芝1400mの新馬戦はプリティディーヴァ(牝、田中博)が勝利。着差は小さかったですが、かわされる感じはなかったですね。まだまだ上積みも期待できそうです。次走は未定ですが、距離はもう少し延びても対応できそうですし楽しみですね。

 15日の東京芝1600mの新馬戦を逃げ切ったのはショウナンマクベス(牡、武市)でした。パドックから気持ちが入っていましたし、気持ちの強さが実戦の良さに出ましたね。次走は札幌2歳S(8月31日・札幌、芝1800m)を視野に入れるとのことです。

 15日の東京ダート1400mの新馬戦を勝ったのはクレーキング(牡、中舘)。好位からしっかり抜け出して3馬身半差をつけての快勝でしたね。父ナダルは今年の新種牡馬ですが、すでに3勝目。芝でもダートでも勝ち鞍を挙げる勢いはすごいですね。昨年のスワーヴリチャードもそうですが、この時期は新種牡馬の活躍が目立ちます。このまま勢いを続けることができるのか注目です。ちなみに、2着も中舘厩舎のナダル産駒でしたね。こちらも期待十分です。

 16日の函館芝1200mの新馬戦はニシノラヴァンダ(牝、奥平)が見事な逃げ切りを決めました。次走は函館2歳S(7月13日・函館、芝1200m)を永野騎手で予定。

 今週デビューを予定していたプリモシークエンス(牡、木村、父エピファネイア、母プリモシーン)は傷腫れのために回避。一度放牧に出されて再調整されます。

 ヴィジョンメーカー(牡、林、父ルーラーシップ、母タッチングスピーチ)が帰厩。7月20日の福島芝2000mを目標に調整が進められます。(馬サブロー美浦支局・木村)

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