国土交通省三春ダム管理所は、21日から10月4日まで2週間に1回、福島県三春町の三春ダムのリフレッシュ放流を実施している。河川のよどみを解消、川底の古い藻を洗い流し河川環境の改善を図る。放流時はダム下流で水流が増えるため、注意を呼びかける。
夏になると、ダム下流の大滝根川は流量が減少することによってよどみができ、水質が劣化する傾向にある。ダム湖の水位が一時的に下がるため、ブルーギルなど外来魚の卵を干し上げ、繁殖を抑える効果もある。
放流時は、一時的に最大毎秒20立方メートル(通常の約6~10倍)の水がダムから流れる。大滝根川の水位は、郡山市中田町高倉付近で最大70センチ程度上昇する見込み。管理所は、放流前に広報車や河川沿いの表示板などを使って住民に知らせる。
(県南版)