広島 末包に緊急交代のアクシデント スライディングキャッチで左太もも裏を負傷 新井監督が交代を決断 直前に先制2ランも

 4回、田中の飛球をスライディングキャッチした末包はグラウンドに座ったままベンチに向かって手を上げる(撮影・市尻達拡)

 「中日1-3広島」(22日、バンテリンドーム)

 広島の末包昇太外野手にアクシデントが発生し、途中交代した。試合後、自ら「左太もも裏の張り」と説明した。

 四回、田中が放った左翼への打球をスライディングキャッチした末包。直後、足を引きずるような仕草を見せトレーナーが駆けつける事態に。一端ベンチへとさがったが、新井監督は上本への交代を告げた。

 直前の四回1死一塁迎えた第2打席では中日先発・メヒアの初球148キロを力強く捉えると、打球は左翼スタンドギリギリに着弾した。本人にとっては6日・日本ハム戦(マツダ)以来11試合ぶりの6号2ラン。「前の打席で凡退していたので何とか仕事ができて良かったです。(大瀬良)大地さんが頑張っているので先に先制することができて良かったです」と振り返った。

 末包は今季、左膝を負傷しキャンプから出遅れていたが、1軍復帰後は長打力をいかんなく発揮していた。試合後、自身は「左太もも裏が張った」と説明。病院には行かず経過を観察するといい、新井監督は「そんなにシリアスなものじゃないと思います」と語った。

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