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出場資格は70歳以上─。高齢者野球の「第23回東日本古希軟式野球大会」が6月4日から6日までの期間、茨城県内で開かれ、「横須賀シニアクラブ古希」が優勝を飾った。創部30周年にして初の栄冠。「勝ちにこだわる」執念がチームを勝利に導いた。
北海道・東北・関東・信越の17都道県から選出された32チームで競われた。同クラブは、1回戦から3回戦を5回コールド勝ちと相手を寄せ付けず、準決勝も猛打が爆発して8対2と対戦相手の坂戸古希野球クラブ(埼玉県)をねじ伏せた。
迎えた本庄古希クラブ(埼玉県)との決勝戦。4対8とリードを許したまま迎えた最終回(7回)、無死満塁の絶好のチャンスで打席が回ってきた江尻芳明選手がセンターオーバーのホームランを放ち、この回に一挙8得点。裏の攻撃を5試合すべてに登板してきた秋元英二選手が三者凡退に切ってとり、念願のタイトルを手中に収めた。
生涯スポーツとしての野球だが、「本気で勝利をめざすからこそ夢中になれる」とチームを束ねる石井章監督。鈴木武明キャプテンも「ミスをカバーし合えるチームワークの良さが今回の優勝につながった」とメンバーを称えた。