スタメン9人が昨夏甲子園4強経験者の神村学園か 151キロ右腕の鹿児島実か【高校野球鹿児島大会組み合わせ決定】

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第106回全国高校野球選手権鹿児島大会の抽選会が22日に行われた。

63チームが参加し7月6日に鹿児島市の平和リース球場などで開幕。昨夏の甲子園4強で3季連続の甲子園出場を目指す神村学園は7月12日に沖永良部と鹿児島商と対戦する。

2年ぶりの甲子園を目指す鹿児島実は大島との対戦が決まった。順調に日程が進めば、決勝は同球場で7月27日に行われる。

鹿児島展望 昨夏の甲子園で4強入りし選抜大会にも出場した神村学園が優勝候補筆頭だ。昨夏から4番に座る高校日本代表候補の正林輝大(3年)をはじめスタメン9人が昨夏から甲子園を経験。春の九州大会は準優勝し、夏の大会の前哨戦となるNHK旗でも優勝し大きな大会でも実績を残している。

神村学園に対抗するのは春の鹿児島大会を制した鹿児島実。エース井上剣也(3年)は鹿児島大会決勝で自己最速の151キロをマークした本格派右腕。井上だけでははく、タイプの違う投手が複数そろい継投で2年ぶりの頂点を目指す。れいめいも投手層は厚く秋の鹿児島大会準優勝、春は4強と安定した実力がある。

春の鹿児島大会準優勝の鹿屋農はNHK旗でも準優勝しダークホースになる可能性もある。出水中央や樟南も上位を狙える力はある。今年から共学になった鹿児島商、道端俊輔新監督の指揮で初めての夏の大会に臨む鹿児島城西、鹿児島玉龍なども優勝争いに絡んできそう。昨秋の鹿児島大会でベスト4入りし九州地区の21世紀枠推薦校に選ばれた進学校の鶴丸も昨秋のような快進撃を期待したい。

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