「今後の野球人生…あいつのためにくれてやれという感じです」ソフトバンク小久保監督、8回大津亮介の続投理由を明かす

8回を3者連続の空振り三振に仕留め、ベンチで小久保監督と話す大津(左)(撮影・星野楽)

◆ソフトバンク3―1ロッテ(22日、みずほペイペイドーム)

ソフトバンクが終盤の鮮やかな逆転勝ちで2連勝を飾った。貯金は最多の24。先発の大津がプロ最長8回1失点で5勝目を挙げた。

大津は初回に1点を先制されたが、その後は粘りの投球を続けた。7回に同点に追いつくと、首脳陣は続投を選択。8回、大津は中軸から3者連続三振を奪うと、直後に味方が勝ち越しに成功した。

小久保裕紀監督は「相手の種市もすごいピッチングをしている中、初回の1点で我慢したのが勝因につながった。8回は本来、松本(裕)だけど、同点までは大津でいかそうやということで。彼の今後の野球人生を考えたときにはあそこの8回は大きかったかなと思います。同点だったら本来は松本なんですけど、あいつのためにくれてやれという感じですかね」と話した。

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