アニメ業界を目指す学生に県出身のアニメクリエイイターが講演を行いました。
講演では作り手ならではの視点や制作の裏側などが話されました。
この講演会は高知県がアニメ業界に興味を持つ県内の学生に、アニメの仕事を身近に感じてもらおうと去年から開いていて、22日はおよそ50人が参加しました。
講師を務めるのは高知市出身のアニメクリエイター山中一樹(やまなか・かずき)さんと長野県出身で現在は監督も務める片桐崇(かたぎり・たかし)さんです。
2人が所属するアニメ制作会社WITSTUDIOは「進撃の巨人」や「SPY×FAMILY」など数々の人気アニメを手がけていて、22日はクリエイターの仕事内容やアニメ制作の裏側などを学生たちに伝えました。
▼山中一樹さん 「テレビアニメってぶっちゃけて言うと納品がギリギリなんですよ。みんなが放送を見る前日に作ってるときもある。あと3日前とか」
高知県によりますと県内には現在、およそ40人のアニメーターがいるということですが、若い世代が県外へ流出していることが課題です。
高知県は若者や女性に人気のあるアニメの仕事を県内でも増やしたい考えで、8月にもアニメ制作が体験できるイベントを予定しています。