井本勝幸さん ミャンマーの現状について公開授業

内戦が続くミャンマーへ人道支援を行う福岡市出身の井本勝幸さんが太宰府市で講演会を開き、現状などを報告しました。

井本勝幸さんは長年、ミャンマーで和平活動などに取り組む一方、太平洋戦争で戦没し現地にそのまま残されている旧日本兵の遺骨調査も続けています。

現在、ミャンマーでは内戦が続き入国できないため、隣国のタイに避難したミャンマー人への支援を行っています。

一時帰国して行われた講演会では、混迷するミャンマーの現状のほか、遺骨調査の進捗が報告されました。

井本さんは「推定含めて1万3510柱の遺骨を発見している。民主化を奪還したなら即動して、一挙に帰国に導きたい」と今後の遺骨調査への抱負を語りました。

井本さんは、今月末にタイに再入国する予定です。

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