山陰両県、過去3番目に遅い梅雨入り 松江・月照寺、アジサイが雨に映え美しさ引き立つ

雨に映え美しさが引き立つアジサイの花=松江市外中原町、月照寺

 広島地方気象台が22日、山陰両県を含む中国地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より16日遅く、昨年より24日遅い。統計を開始した1951年以降、3番目に遅いという。

 松江、鳥取両地方気象台によると、前線や湿った空気の影響で大気が不安定になり、各地で雨が降った。

 松江市外中原町の月照寺では、境内にある3万本のアジサイが見頃を迎えている。観賞に訪れた松江市東津田町の会社員、植田勝さん(67)は「梅雨といえばアジサイ。花に水滴がついて風情がある」と話し、熱心に写真に収めた。

 松江、鳥取両地方気象台によると、向こう1週間も前線や湿った空気の影響で、曇りや雨の日が多くなる見込みだという。

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