九州で大雨 中国・北陸梅雨入り 能登半島地震被災地も要警戒

22日は、中国地方と北陸に梅雨入りが発表された。

活発化している梅雨前線の影響で、九州では22日も大雨となり、24日にかけて能登半島地震の被災地でも警戒が必要。

午前10時ごろの宮崎・日南市では、強い雨が道路をたたきつけていた。

6時間に90mm以上の雨が降り、午前11時前、土砂災害警戒情報が発表された。

隣接する都城市では、1時間に58mmの非常に激しい雨を観測するなど、九州は活発化している梅雨前線の影響で、22日も各地で大雨となっている。

気象庁は、22日午前、北陸と中国地方が梅雨入りしたとみられると発表した。

広島市の平和記念公園では、午前10時過ぎから雨が降り始め、訪れた人たちは傘を差して手を合わせていた。

中国地方は、平年より16日遅い梅雨入りで、午後になって雨脚が強まっている。

前線の活動は、活発な状態が続くため、24日にかけて能登半島地震の被災地や東海でも大雨が降るため警戒が必要。

22日に梅雨入りした岡山・総社市では、雨の中、古代米・赤米の田植え体験が行われ、子どもたちと一緒に“総社赤米大使”を務める歌手の相川七瀬さんも参加した。

相川七瀬さんは「雨だったので、厳しい条件だったんですけど、みんな上手に植えてくれて、すごく楽しく田植えができました」と話した。

参加した子ども:
楽しかったです。少しずつ分けて植えると植えやすい。

赤米は秋に収穫し、おかゆや餅などに加工されるという。

一方、まだ梅雨入りしていない東北は、晴れて真夏日となった地域が多くあった。

岩手・盛岡市では、32.9度を観測し、2024年、一番の暑さとなった。

うちわを手に歩いていた男性は「だいぶもう(体に)きてる。地球熱湯化、沸騰ですよ」と話した。

秋田市では、東北6県などの地ビールが楽しめるイベントが開かれていて、ビール党の人たちでにぎわっていた。

参加者は「暑いですね。ビールすすみますね」「6杯目くらいです。おいしい地ビール、クラフトビールが東北のやついっぱいあるのでよかったです」と話した。

21日に梅雨入りしたばかりの東京も朝から青空が広がり、東京都心は5日ぶりに真夏日となった。

上野公園では、台湾のグルメが楽しめるイベントが開かれている。

会場では、温かい小籠包や豚肉のそぼろ丼などの台湾料理も人気だったが、特に人気が高かったのが、冷たいかき氷だった。

食べていた人は、「マンゴーかき氷です。今日は暑いのでちょうどいいかなと」「めっちゃおいしいです」と話す。

バナナとタロイモの入ったかき氷。
食べていた人は、「タロイモが台湾ぽいかなと。甘くてとろっとしておいしい」と話し、好評な様子だった。

このイベントは23日まで行われる。

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