DeNA・東 無傷の開幕6連勝 球団25年ぶりの快挙「聖地甲子園」で2229日ぶり勝利

 6勝目を挙げファンの声援に応える東(撮影・立川洋一郎)

 「阪神2-5DeNA」(22日、甲子園球場)

 自然と笑顔がほころんだ。DeNAのエース・東克樹投手が8回2失点で開幕から無傷の今季6勝目。甲子園での登板はルーキーイヤーの2018年以来6年ぶりで、白星は同年5月16日の阪神戦以来、実に2229日ぶりだ。「やっぱり野球といえば聖地甲子園なので、そこで勝利することができてうれしい」と素直な思いを口にした。

 粘りの投球で立ち向かった。二回に大山に先制ソロを許したうえ、降り始めた雨でマウンドはぬかるんだ。しかし、対DeNAに好相性を誇る近本を3奪三振と完璧に制圧。「近本さんが塁に出ると得点率も上がるので集中して投げました」

 開幕から土つかずの6連勝は、球団では99年の福盛和男以来、25年ぶりの快挙。「負けがつかないのは僕だけの力じゃない。支えてもらってる皆さんに感謝したい」。チームも前夜の悔しいサヨナラ負けから一転、再び貯金1とした。

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