「1点をこじ開ける力が必要」リーグ4戦未勝利、名古屋指揮官が指摘した攻撃面の課題

[J1第19節]東京V 1-0 名古屋/6月22日/味の素スタジアム

名古屋グランパスは6月22日、J1第19節で東京ヴェルディと敵地で対戦。スコアレスで迎えた52分に先制点を奪われ、終盤のパワープレーも実らず、0-1で敗れた。

シュート数は東京Vが7本に対し、名古屋は13本。特に後半はホームチームの約3倍の11本も打ったが、最後まで1点が遠く、リーグ戦は4戦未勝利となった。

試合後の会見で、長谷川健太監督は「1点をなんとかこじ開ける力が、今チームには必要」と話し、こう続けた。

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「やっぱり個の力は必要だと思う。前線のタレント、特に真ん中の選手が点を取らないとチームに勢いが出ない。ここから後半戦に入るので、しっかりと勢いをつけられるように準備をしていきたい」

また、前半戦の総括を問われると、指揮官は次のように答えた。

「初めはなかなか勝点も得点も取れないなかで、怪我人が少し戻ってきて、中盤戦は勝点を積み上げていって、攻撃の形も徐々にでき始めて、チャンスも作れるようになりました。ここからは決め切る、最後の部分にこだわっていきたい」

暫定ながら9位でシーズンを折り返した名古屋。指揮官が口にした攻撃面の課題を改善し、後半戦でさらなる上位進出を狙いたい。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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