渋野日向子 後半立て直して4差5位に踏みとどまる「最初バタバタしてしまった」

渋野日菜子(ロイター=USA TODAY Sports)

米女子ゴルフの今季メジャー第3戦「全米女子プロ選手権」3日目(22日=日本時間23日、ワシントン州サマミシュのサハリーCC=パー72)、2差3位から出た渋野日向子(25=サントリー)は3バーディー、4ボギーの73で回り、首位と4打差となる通算3アンダーの5位につけた。

最終組でのプレーとなったこの日は出だしからつまずく。1番パー4でボギースタートにすると、3、4番もボギー。5番パー3でバーディーを奪ったものの、前半だけで3つ落としてしまった。しかし、後半に好プレーが戻ってきた。11番パー5で5メートルに2オンさせて、楽々バーディー。15番パー4でもう一つ取り返し、16番パー4では8メートルのパーパットをねじ込んでみせた。

渋野は「最初バタバタしてしまって、どうなるかなと思ったけど、1オーバーまで戻ってこられてよかった。(最終組で)やっぱり緊張感はあったなと感じる最初の4ホールだった。なかなかうまくいかないなと思ったけど、あきらめず最後までプレーできたと思う」と振り返った。

後半のショットの感覚については「後半になるにつれて、少しずつ自分の感覚で振れている感じはあったけど、思ったよりもラフにいってしまったり、思ったより飛んでいるなという感覚もあったので、そこはちょっと難しかった」。ナイスパーセーブだった16番のティーショットも悪くなかったが、飛び過ぎて深いラフにつかまり、ピンチを招いてしまった。

首位との差は広がったが、4打差は優勝圏内だ。渋野は「耐えながらも伸ばさないといけないと思うので、諦めず最後まで頑張りたい」。2019年「AIG全英女子オープン」に続くメジャー2勝目を目指す。

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